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ベイカレントの企業情報
One Baycurrent体制・年収・採用動向・働き方を徹底解説【2026年版】

コンサルティング 2026.08.31 更新 | 公式採用サイト・決算資料をもとに編集部作成
Summary
  • 2026年2月期の売上収益は1,483億円(前期比+27.8%)、営業利益率は約34%。翌期は売上1,900億円を計画する、日系コンサル最大の成長企業(IFRS・決算資料ベース)。
  • 2024年9月に持株会社体制へ移行し、「One Baycurrent」3社体制(ベイカレント/ベイカレント・コンサルティング/ベイカレント・テクノロジー)に。コンサル職に加えてIT実装・セールス・リクルーターまで採用の受け皿が広がった。
  • 総社員数6,768名・コンサルタント5,590名(2026年2月期末)。FY2027期末にコンサルタント約7,000名を目標に採用を継続しており、平均残業25時間/月(公式開示)など働き方の情報開示も進む。提案機会が構造的に増え続ける企業
1,483億円
売上収益(2026年2月期)
前期比+27.8%
約34%
営業利益率
営業利益509億円
6,768
総社員数(期末)
うちコンサルタント5,590名
25h/月
平均残業時間
(2026年2月期・公式開示)

出典: ベイカレント 2026年2月期決算資料(IFRS)・公式サイト会社概要・採用サイト(2026年8月31日閲覧)

企業概要 — 日本発、最速で成長する総合ファーム

ベイカレントは、1998年設立(源流は有限会社ピーシーワークス)の日本発・独立系総合コンサルティングファームです。2014年のMBOを経て2016年に東証マザーズ上場、2018年に東証一部へ市場変更、そして2024年9月に持株会社体制へ移行し、現在は東証プライム(証券コード6532)の日系コンサル最大手として、時価総額でも国内コンサルの代表格となりました。

クライアントは日本を代表するリーディングカンパニーと政府機関が中心。特定の企業系列に属さない独立性・ニュートラルな立場から、戦略立案・業務変革・システム実装・現場定着までを一気通貫で支援します。2026年2月期は売上収益1,483億円(+27.8%)・純利益378億円(+23.0%)と高成長・高利益率を両立し、翌2027年2月期は売上1,900億円(+28.1%)・純利益481億円を計画。生成AI・DX需要を追い風に、成長はさらに加速する見通しです。

One Baycurrent — 3社体制の読み方

One Baycurrentのグループ体制図(編集部作成)
One Baycurrentのグループ体制(公式情報をもとにTHE AGENT編集部が作成)

持株会社化後のグループは、次の3社が「One Baycurrent」として連携する体制です。どの法人のどの職種に応募するかで仕事内容が変わるため、エージェントはこの構造を正確に押さえておく必要があります。

会社役割主な採用職種
ベイカレント
(持株会社)
グループ全体の戦略立案と経営を統括し、クライアントへの総合的な価値提供を推進アカウントセールス職 / リクルーター職
ベイカレント・
コンサルティング
戦略策定から業務改革、DX推進まで、クライアントの経営課題に対してコンサルティングサービスを提供コンサルタント職 / エキスパート職
ベイカレント・
テクノロジー
システムコンサルティングやシステムインテグレーションを通じて、クライアントのITケイパビリティの拡充をサポートシステムコンサルタント職 / スペシャリスト職
📌 最大の特徴「ワンプール制」

コンサルティングの組織は、業界別・機能別の部門を設けないワンプール制。コンサルタントは一つのプールに所属し、案件ごとにアサインされるため、金融・製造・通信・公共など多様な業界とテーマを横断して経験できます。「専門を決めきれないが成長したい」「幅広い経験から自分の軸を見つけたい」という候補者に構造的にマッチする、他ファームにない仕組みです。

競合との違い

企業特徴・強み
ベイカレントワンプール制×日系×一気通貫。成長率と利益率で国内突出。未経験採用にも積極的
アクセンチュア規模・グローバル・テクノロジー実装力で最大。部門制
BIG4(デロイト・PwC等)会計系総合ファーム。監査・税務・FAを含むグループ総合力。部門・インダストリー制
アビーム / NRI日系。SAP・金融ITなど領域特化の強みと安定感

事業の中身 — 産業17分野×テーマの掛け算

サービスは「産業×テーマ」のマトリクスで提供されます。産業軸は17分野——ハイテク、メディア・エンターテインメント、通信、モビリティ、ヘルスケア、消費財・小売・流通、産業機械、銀行・決済、キャピタルマーケット、保険、エネルギー、素材・化学・プラント、交通・物流、デベロッパー、パブリック、総合商社、航空・宇宙・防衛。テーマ軸はStrategy(経営戦略&コーポレートファイナンス、トランスフォーメーション、グローバルビジネス)、Digital(デジタルテクノロジー、AI、テクノロジーイノベーション)、Operations(マーケティング&セールス、サプライチェーン&オペレーション、インテリジェント・オートメーション)、Technology(クラウド、セキュリティ、ERP)、Sustainability・GXまで、22超のサービスラインを展開しています。

📌 公式サイトに載っているプロジェクト事例(候補者への紹介材料に)
  • スマートシティ事業の海外展開 — 海外4か国の市場規模・ニーズを捉えた参入方針の策定
  • 水素輸送技術の普及戦略 — グローバル企業インタビューを基にした事業計画への落とし込み
  • 宇宙ビジネス拡大の国家戦略 — 宇宙探査を中心とした国家戦略と民間参画施策の策定
  • 損保業務のインテリジェント・オートメーション — ハイパーオートメーション化とプライシング高度化
  • 消費者嗜好性解析AIの開発 — ビッグデータを基にしたAIエンジンの企画開発

「DXの下請け」ではなく、国家戦略級・経営アジェンダ級のテーマが並ぶことが伝わる事例群です。志望動機の解像度を上げる材料として使えます。

また、東京大学の松尾豊教授(日本ディープラーニング協会理事長)や大手企業トップとの対談・共同発信(プロフェッショナルネットワーク)、書籍・論考の刊行など、ナレッジ発信への投資も特徴です。「規模だけの会社ではない」ことを示す根拠として、知的発信の厚みは候補者への説得材料になります。

年収・評価 — 職位ラダーと報酬の目安

コンサルタントの職位は、公式のキャリアパスでStaff → Leader → PM → Partnerの4ロール+専門特化のExpertロールとして定義されています。報酬は職位に連動し、昇進スピードは実力次第——20代でのマネージャー到達例も珍しくありません。

ベイカレントのキャリアラダー図(編集部作成)
コンサルタントのキャリアパス(公式採用サイトの情報をもとにTHE AGENT編集部が作成)
ロール職位役割(公式)年収目安(調査ベース)
Staffアナリスト /
コンサルタント
プロジェクトメンバーとして顧客貢献を果たす。Consultantは自己の裁量をもって主体的に業務を遂行550〜1,000万円
Leaderシニア
コンサルタント
チームリーダーとして担当領域を主体的に推進し、プロジェクト品質を向上させる1,000〜1,300万円
PMマネージャー /
シニアマネージャー
プロジェクトマネージャーとして、マネジメント・顧客貢献・高付加価値化の責任を果たす1,300〜1,900万円
Partnerパートナー / AP /
エグゼクティブパートナー
クライアント経営層と関係を構築し、重要クライアントの開拓・維持・拡大に注力2,000万円〜
Expertエキスパート / シニア /
チーフエキスパート
専門性と応用力を活かし、顧客貢献および高付加価値化を牽引する専門職トラック専門性による個別評価

※役割は公式採用サイトのキャリアパスに基づく。年収レンジは転職エージェント各社の調査・口コミベースの推計であり、公式発表値ではありません。

⚠ 「平均年収」を語るときの注意

持株会社体制への移行(2024年9月)に伴い、有価証券報告書の単体従業員はセールス・コーポレート中心の構成に変わっています。従来よく引用されてきた「平均年収約1,100万円」はコンサルティング会社単体時代の数値であり、今後の有報平均は集計対象が異なる点に注意。候補者には平均値ではなく、上の職位別レンジと昇進スピードで説明する方が正確です。また上場企業として稼働率・利益率への意識は強く、高報酬の裏にあるコミットメント水準もセットで伝えましょう。

📌 昇進を支える「コアスキルトレーニング」

職位ごとに求められるスキルを定義した体系的な研修が公式に整備されています。アナリスト〜シニアコンサルタントでは論点・仮説思考/分析・問題解決/企画構想・プロジェクト設計とベーシック〜クライアントコミュニケーション、マネージャー以上ではネゴシエーション/クライアントリレーションシップ/プロジェクトマネジメント/組織マネジメント/リーダーシップへと段階的に高度化。「昇進の要件が研修体系として見える化されている」ことは、成長環境を重視する候補者への強い推せるポイントです。

採用ポジション — 3社×職種×テーマの採用マップ

キャリア採用は通年で行われており、募集は「オープンポジション」「職種別」「テーマ別」「業界別」の入口に分かれています。志向・経験を踏まえて最適なポジションを提案するオープンポジション枠があるため、「コンサル未経験だが挑戦したい」層から「特定領域の専門家」まで受け皿が広いのが特徴です。

コンサルタント職(BC)エキスパート職(BC)システムコンサルタント職(BT)スペシャリスト職(BT)アカウントセールス職(HD)リクルーター職(HD)

テーマ別の募集は、ストラテジー、IT(プロジェクトマネージャー/テックリード/ERP/SAP/Salesforce/クラウド/ネットワーク/サイバーセキュリティ/データサイエンス)、クリエイティブ・デザイン(統合プロデューサー/クリエイティブディレクター/アートディレクター)、財務・会計・FAS、HRと幅広く、業界別でも製造・金融・エネルギー・官公庁・防衛/宇宙などの経験者を個別に募集しています。勤務地は関東・関西・東海の3拠点体制です。

選考プロセス

Web応募 /
イベント経由
書類選考Webテスト
(一部職種)
面接2〜3回
(ケース面接は原則なし)
オファー
📌 キャリア採用イベントが「特別選考」への近道

毎月、会社説明会・IT領域説明会・女性向けキャリア説明会(カメラ/マイクオフ参加可)・関西/東海拠点説明会・執行役員登壇イベントなどが開催されており、イベント参加者には特別選考の案内が可能と公式に明記されています。志望度の高い候補者には「まずイベント参加→特別選考ルート」の設計が有効です。大手SIer出身の女性社員との座談会など、ターゲット別の企画も豊富で、エージェントが候補者の属性に合わせて薦めやすい構成になっています。

選考でのケース面接は原則なし(まれに出題されるケースあり)。評価の中心は、職務経歴の深掘りを通じた論理性・コミュニケーション力と「なぜコンサルか」の納得度です。だからこそ、職務経歴を"課題解決ストーリー"へ翻訳する支援がエージェントの決定率に直結します。念のため、まれな出題に備えたケースの基礎対策も一度行っておくと安心です。中途入社者の前職は外資コンサル、大手IT、SIer、専門商社、製薬MR、広告代理店、人材、サービスと多彩で、公式のキャリアストーリーでも異業界出身者の活躍が数多く紹介されています。

キャリアパス — 入社後の成長と「その後」

ワンプール制の下で多様な業界・テーマの案件を経験しながら、Staff→Leader→PM→Partnerの階段を上がるのが基本線です。マネジメントより専門性を極めたい人材にはExpertトラック(エキスパート→シニアエキスパート→チーフエキスパート)が用意されており、AI・サイバーセキュリティ・クリエイティブなどの領域では外部で著名な専門人材も在籍しています。

中途入社後のキャリアストーリーを見ると、入社数年でシニアマネージャー・マネージングディレクターへ昇進した例や、産育休を経て復帰し全社の採用戦略を担う例、グループ(オファリング)のリードを兼任する例まで幅広く、昇進スピードとキャリアの柔軟性の両方が確認できます。

PM・パートナーへの昇進Expertトラック(専門特化)事業会社のDX推進・経営企画他コンサルファームPEファンド・スタートアップ幹部
⚠ アサインの不確実性は正直に

ワンプール制は幅広い経験の裏返しとして、案件テーマがその時々の案件ポートフォリオに依存します。「戦略案件だけをやりたい」「特定業界だけに関わりたい」という強い志向がある候補者には、部門制ファームとの比較軸を示した上で、入社後のギャップを事前に説明しておくことが長期の信頼につながります。

働き方・福利厚生 — 「激務」イメージを数字で更新する

コンサル=激務という旧来のイメージに対し、ベイカレントは働き方のデータを公式に開示しています。平均残業時間は25時間/月(2026年2月期)。管理会議体(担当部門・役員)がプロジェクト品質と労働時間の適切性を把握・管理し、プロジェクトマネージャー・部門管理者が勤怠の把握と有給取得を推奨する三層の労務管理体制が敷かれています。この「体制ごと説明できる」ことが、WLBを気にする候補者への、根拠を持って示せる安心材料になります。

カテゴリ制度(公式採用サイトより)
働き方時短勤務制度(小学校就学まで) / 定年後嘱託再雇用制度(60歳以降の継続勤務)
健康・医療シックリーブ(体調不良時の有給休暇) / 介護休暇・特別休暇(子の看護・私傷病休暇等) / 健康診断・人間ドック(本人・被扶養者ともに) / 自社健康保険組合
子育て育児休暇・産前産後休業 / 育児短時間勤務制度(お子様が中学校入学まで) / ベビーシッター費用補助 / 企業主導型保育園
リフレッシュカフェテリアポイント(毎年50,000円相当分付与。旅行や健康関連商品の購入などに利用可能) / 契約施設・ホテル等の割引特典
資産形成・住宅従業員持株会制度 / 企業型確定拠出年金制度 / 住宅サポート制度(給与から家賃相当を天引き)
キャリアサポート社外研修受講補助 / 資格取得補助

また、毎年の全社パーティーは2023年から東京ドームで開催され、社員と家族含め約1万名が参加。家族参加型イベントの存在は、「長く働ける会社か」を見極めたい30代の候補者に響く具体材料です。育児短時間勤務が「中学校入学まで」と法定を大きく上回る点、健診が被扶養者まで対象な点は、他ファームとの比較で差が付きやすいポイントとして押さえておきましょう。

転職エージェント視点のおすすめポイント

Stage 1
関心喚起 — おすすめポイント
  • 売上+27.8%・翌期1,900億円計画・コンサル7,000名目標という「成長の実数」。ポジションと昇進機会が構造的に増え続ける
  • ワンプール制による業界・テーマ横断の経験値と、Expertトラックという専門特化の選択肢
  • 平均残業25時間/月・育児短時間は中学入学まで、という公式データで語れる働き方
  • 国家戦略級のプロジェクト事例と、松尾豊教授ら産官学ネットワークによる知的ブランド
Stage 2
ミスマッチ防止 — 事前に伝えたいこと
  • アサインは案件状況次第。テーマ特化志向には部門制ファームとの比較軸を提示する
  • 応募先の法人(コンサルティング/テクノロジー/HD)と職種で仕事内容が異なる。3社体制の構造を正確に説明する
  • 「平均年収約1,100万円」は持株会社化前の数値。職位別レンジと昇進スピードで語り直す
  • 上場コンサルゆえの稼働率・成果への意識。高成長の裏のコミットメント水準を率直に伝える
Stage 3
選考突破 — 支援価値が高いポイント
  • 職務経歴の「課題解決ストーリー」への翻訳と深掘り面接対策(ケース面接は原則なし・まれな出題に基礎対策で備える)
  • 毎月のキャリア採用イベント→特別選考ルートの活用設計。女性向け・IT向けなど属性別イベントのマッチング
  • 産業17×テーマ22の中から、候補者の経験が活きる接点を特定した志望動機の設計
  • SIer・IT出身者にはベイカレント・テクノロジー(システムコンサルタント職)という第二の入口を提示
出典・注記
  • 本記事は、ベイカレント公式サイト(会社概要・採用情報・キャリアパス・トレーニングプログラム・福利厚生・キャリア採用募集要項)および2026年2月期決算資料(IFRS)をもとに、THE AGENT編集部が作成しました(2026年8月31日閲覧)
  • 職位別の年収レンジは転職エージェント各社の調査・口コミベースの推計であり、公式発表値ではありません。最新の募集条件・待遇は公式採用ページでご確認ください
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